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管工事事業

01.給水・給湯・排水設備工事

給水・給湯設備工事は給水設備や給湯設備を設置する管工事のことです。給水システムにも給湯システムにもさまざまなタイプがあり、どれを選択するか決めるところから工事がスタートします。

また、排水設備とは家庭内・建物内で使用した給水や給湯等を市町村で設置した公共桝や浄化槽まで排水として導く工事です。

「給水設備の種類」

給水設備は止水栓、給水管、水道メーター、蛇口などで構成されています。給水設備には主に次の3タイプがあります。

直結式給水

給水管につなげたパイプから直接給水します。平屋や2、3階建てならば、この方式で浄水場から送り出された水の圧力だけで給水可能です。

中高層直結式給水

中高層のマンションなどで、増圧ポンプで水圧を高めて給水します。

受水槽式給水

給水管から受水タンクを通過して、屋上などに設置した高架水槽に水を貯めてから給水します。

「給湯設備の種類」

給湯設備は大きく分けて貯湯式と直圧式・減圧式があります。

貯湯式

電気代が安くなる夜間にまとめてお湯を沸かしておいて、給湯設備の貯湯タンクに蓄えておく方式です。光熱費の節約になりますが、貯湯タンク内のお湯を使い切ってしまうと、新しいお湯が沸くまで多少時間がかかります。

直圧式・減圧式

お湯を使う瞬間に、ガスや灯油でお湯を沸かす方式です。本体価格・設置費用が安く抑えられます。

「給水管・給湯管の種類」

給水・給湯設備工事の中でもメインとなるのが、給水管・給湯管の設置です。素材ごとに給水向け、給湯向けのものがあるので注意が必要です。

給水用

水道用ポリエチレン管、水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管、架橋ポリエチレン管、ステンレス鋼管など。

給湯用

耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管、耐熱性硬質塩ビライニング鋼管、架橋ポリエチレン管、ステンレス鋼管など。

給水設備工事の
ポイント

給水設備は洗面・浴用・飲用などに使用できる安全な水を供給しなくてはいけません。止水管、給水管、水道メーター、蛇口、給水管、給水タンク、給水ポンプなどを正しく取り付けるように注意が必要です。給水設備の各パーツが適切に配置されているからこそ、地中の配水管を高圧で流れる水を欲しい量だけ引き込めるようになっているのです。

給湯設備工事の
ポイント

水を加熱して適切な水温にして、飲用や洗浄用として供給する際、ガスや電気などの何らかの熱源を使用します。したがって、複合的なシステムを構築するための知識や技術が必要です。省エネ、コストパフォーマンス、耐久性なども考慮し、効率の良い給湯設備を構築する技量が問われます。

「給水・給湯設備工事に関連する資格」

給水・給湯設備工事の中でもメインとなるのが、給水管・給湯管の設置です。素材ごとに給水向け、給湯向けのものがあるので注意が必要です。

給水装置主任技術者(国家資格)

給水装置工事主任技術者は給水装置を管理・維持・運用するための資格です。水道法に基づいた次のような作業は給水装置工事主任技術者の資格がなければできません。

  • 給水設備工事に関する技術管理
  • 給水設備工事に従事する人の技術指導と監督
  • 給水設備の構造や材質が水道法の基準を満たしているかどうかの確認

以上のように給水装置工事主任技術者は、給水給湯設備工事の根幹にかかわる部分を担うといっても過言ではありません。資格取得にあたっては、給水設備工事に関して3年以上の実務経験があり、メーター交換・取り付け・取り外しなどの経験が必要になります。

「排水設備の種類」

排水設備には大きく分けて次の4つの種類があります。汚水、雑排水、雨水、特殊排水です。一般の御家庭では特殊排水を除く3種類。工場や、クリーニング店、病院等では特殊排水を含む4種類の排水が流れることになります。

汚水

大便器、小便器、汚物流しなどの排水。

雑排水

汚水、雨水、特殊排水を除く排水を言いますが、一般の御家庭ですと台所排水、浴室排水、洗濯機排水等。

雨水

屋根、ベランダなどに降る雨水と敷地に降る雨水に別けられます。

特殊排水

化学系排水、ランドリー排水などのように有害・危険な排水をいい、適切な処理が必要です。

排水設備工事の
ポイント

排水は基本的には自然流下による排水となるため、適切は口径と勾配が重要になってきます。また排水の処理方法は公共下水道か浄化槽へ放流なのか確認が必要ですし、配管方法にも行政による細かい決まり事があります(排水桝の大きさや設置基準)。

「排水設備工事に必要な資格」

排水設備責任技術者(日本下水道協会)都道府県単位

排水設備は生活インフラを支える上で重要なものです。設置計画から施工・現場管理まで一連の流れとなるため専門知識だけでなく、他業者との調整も必要になってきます。